2026年3月13日

「安房まちづくり基金」2026年度助成事業贈呈式が開催されました

株式会社KIJが設立寄付者として参画している「安房まちづくり基金」において、2026年度助成事業の贈呈式が3月9日、千葉県館山商工会議所にて開催されました。
当日は助成証書の授与および各団体による事業紹介が行われ、地域課題の解決に向けた多様な取り組みが共有されました。
当社代表取締役 熊切雄三も冠基金設置者として出席しました。

■安房まちづくり基金について

安房まちづくり基金は、設立寄付者の「豊かな千葉の未来を共創していくために安房地域における地方創生の取り組みを支援したい」という思いのもと設立された基金です。

■助成の目的

安房地域では、少子高齢化や人口減少が進むなか、医療・福祉を支える人材不足、公共交通の利便性低下による移動課題、漁業や農業の担い手不足、空き家の増加、地域文化の継承など、さまざまな地域課題が顕在化しています。

こうした課題に対し、本基金では安房地域の特性を活かしたソーシャルビジネスを推進するため、特に資金調達が困難な立ち上げ期(シード・アーリー期)の取り組みを支援しています。

安房地域の豊かな自然、生業、暮らしを支えながら、持続可能なまちづくりと地域の活性化を目指しています。

※ソーシャルビジネスとは
地域や社会が抱える課題の解決を目的に、住民・NPO・企業などが連携しながらビジネスの手法を活用して取り組む事業のことです。

■当日の様子

贈呈式では、選考委員長を務められた株式会社ちばぎん総合研究所 小松孝之氏より講評が行われました。

小松氏は、選考会での各団体のプレゼンテーションについて「地域課題に真摯に向き合い、何とかしたいという熱い思いが伝わり、審査する側も熱い思いになる非常に充実した審査会だった」と述べられました。

今回採択された4つの事業はいずれも安房地域が直面する課題に向き合い、地域資源を活かしながら解決に挑戦する意欲的な提案であると評価されました。

また、活動を継続・発展させていくためには

・地域で共に活動する仲間を増やすこと
・取り組みを広く発信し共感者を広げること
・事業としての持続性を高めていくこと

が重要であるとの助言がありました。

贈呈式の最後には、冠基金設置者である当社代表取締役 熊切雄三および、笑顔のコミュニティ株式会社 代表取締役 新田信行氏よりメッセージが述べられました。

■株式会社KIJ 代表取締役 熊切雄三 コメント


株式会社KIJ 代表取締役 熊切 雄三

基金設立の経緯や、地域で挑戦する団体の活動を応援したいという思い、安房地域の未来への期待について述べました。
また、こうした活動を支えるため、本基金を今後も継続してまいります。

贈呈式の後には歓談の時間が設けられ、団体、寄付者、選考委員が交流を深め、地域の未来について語り合い、会場は終始温かく和やかな雰囲気に包まれました。

地域で志を持って活動する団体と、それを支える想いがつながる機会となりました。

■助成先団体

今回助成対象として採択された団体は以下の4団体です。


(写真左から)小林圭、工藤紘佑、室厚美、竹内聖一

NPO法人AWA369(館山市)代表理事 小林圭氏「こども食堂(フードライズ369)/フードバンク安房」

安房地域で水揚げされながら十分に活用されていない未利用魚に着目し、子ども食堂やフードバンクとの連携を通じて、地域資源の有効活用と価値向上に取り組んでいます。

一般社団法人安房ダイバーシティ研究所(館山市)代表理事 室厚美氏
「安房地域の畑から始まる多世代共創ファーム」

耕作放棄地の再生と農福連携を軸に、都市と地域をつなぐ持続可能な地域コミュニティづくりを目指しています。

笠名たんぼくらぶ(館山市)会長 竹内聖一氏
「拠点整備による持続可能な田んぼ再生へのチャレンジ」

耕作放棄地となった田んぼの再生を通じて、環境保全と地域コミュニティの活性化に取り組んでいます。

一般社団法人リュッカ(南房総市)代表理事 工藤紘佑氏
「フリースクール事業 コミュニティ事業」

子どもたちの学びと居場所づくりを目的としたフリースクール事業やコミュニティづくりを進めています。

株式会社KIJは今後も、安房まちづくり基金を通じて地域で活動する団体の挑戦を支援し、地域社会の持続的な発展に貢献してまいります。